フラッシュ・ゴードン・サウンドトラック
(FLASH GORDON)


日本盤発売日:1981年1月1日
イギリス盤:1980年12月8日、アメリカ盤:1981年1月27日
イギリス盤初版「A面:EMC 3351 A-3」「B面:EMC 3351 B-4」

青色帯、エンボス加工のシングルジャケット、東郷かおる子氏のライナーノーツに英語歌詞、ミン皇帝(何故?)のピンナップ、米盤と同じデザインのレコード紙袋(ビニール内袋付き)。

クイーンファンではない方々が「映画/フラッシュ・ゴードン」の存在を知るのが、このサントラ盤なのか、「映画/テッド」なのか、それで世代が分かるのかも。そう言えば「映画/フレッシュ・ゴードン」なるパロディー映画も存在したらしい。
米国での「第1回ゴールデンラズベリー賞(通称「ラジー賞」)」では主演のサム・ジョーンズが「最低男優賞」にノミネートされた。少なくとも米国では映画そのものがカルト扱いを受けており、日本でも同様な扱いで見られている様である。単に脚本が悪かっただけだと筆者は思うし、映像の作り方自体は面白いと思っている(特撮好きな筆者から観て)。このアメリカンコミックの映像化を、ジョージ・ルーカスも狙っていたと聞いた事がある。
サントラ盤の音楽プロデューサーはブライアン・メイである(「マッド・マックス」のブライアン・メイでは無い)。他の3人も非常に乗り気で協力的である。前作シングル盤2枚が米国チャートでNo.1を獲得したばかりの彼らはご機嫌だったのだろうと想像する。もしも今だったらオープニングの「ユニヴァーサル・ピクチャーズ」のテーマ曲もブライアンとロジャーでの演奏が収録されていたのかも知れないと想像したりする。
かなり本格的で物語的なサウンドトラック盤に仕上がっているというのが筆者の率直な感想である。当時何度も聴いた。シンセを使いながらもオーケストラとも共演し(筆者はクラシック等のオーケストラ好き)、壮大な世界感を持っている。この音楽が映画館で流れるのかと思うだけでワクワクしていた。個人的にとても気に入っているアルバムだし、映画館で観た後もLD・DVDも買った。

この「日本盤」は「ソニープレス」しか存在しない(80年代後半のリシュー盤については不明)。
1980年12月8日(英盤発売日)に、元ビートルズのジョン・レノンが熱狂的ファンによる(と言われている)凶弾に倒れた。日本時間では12月9日の午後0時前後に第一報がテレビ・ラジオで伝えられ(筆者は夕方に友人からの電話で知った)、その晩のニュース番組や「11PM」等、翌朝のワイドショーでもニューヨークからの衛星生中継で各テレビ局の支局駐在員のリポートで事件の詳細が伝えられた。ビートルズの再結成は「夢の夢」に終わった。
ワーナー・パイオニアでは急遽、ジョン・レノンの遺作「ダブル・ファンタジー」の追悼盤のプレスを決定しなければならず、東芝工場へ依頼、東芝EMIも急遽ビートルズのアルバムを大量にプレスしていた事と想像できる。結果「フラッシュ・ゴードン・サウンドトラック」はソニーにしか委託先が無かったのかも知れない。
今、思えばボン・スコット、ビル・エヴァンス、ジョン・ボーナムの3人(ワーナー・パイオニアと何かしらの関連が有った)が亡くなったのも1980年だった。「映画界」だけでなく「音楽界」も『冬の時代』へ突入し始める事を示唆していた様に思えてならない。

ソニー工場では、プレス依頼を受けた時点から複数枚のラッカー盤へのカッティングを行っている模様で、初回プレスにも関わらず、両面の盤を、5枚ずつ程カッティングを行っていた様である。

それぞれの盤の見分け方は、「戦慄の王女」の項をご参照ください。

P-10960E
「ソニープレス」。英盤も米盤も「クイーン初の映画音楽サウンドトラック」、前回の初の全米No.1という事も有ってか、両国ともエンボス加工のジャケットや封入されたピンナップ等、かなり豪華な作りになっている。今回も英版と米盤のデザインは多少異なる。日本盤は米盤とほぼ同じ形で発売された。「A面:4-A」「B面:3-A」盤は、下記に述べる「A面:5-A」「B面:4-A」盤に比べて両面ともに幾分かテープの速度が遅い。が、どちらの盤も1980年12月プレスである。

プレス年月:1980年12月
A面:4-A-14+
B面:3-A-5
ジャケット印刷:lc A 
(背表紙に記載)
ジャケット・カタログNo:P-10960E 
(背表紙に記載)
ジャケット価格表記:¥2500 
(背表紙に記載)


P-10960E
上記の盤と同時期のプレス盤で「ソニープレス」。英盤も米盤も「クイーン初の映画音楽サウンドトラック」、前回の初の全米No.1という事も有ってか、両国ともエンボス加工のジャケットや封入されたピンナップ等、かなり豪華な作りになっている。今回も英版と米盤のデザインは多少異なる。日本盤は米盤とほぼ同じ形で発売された。「A面:5-A」「B面:4-A」盤は、上記に述べた「A面:4-A」「B面:3-A」盤に比べて両面ともに幾分かテープの速度が速い。が、どちらの盤も1980年12月プレスである。
筆者は「フラッシュ・ゴードン・サウンドトラック」の盤を中古ショップで複数見てきたが、80年12月プレス以外の盤を見た事が無い。

プレス年月:1980年12月
A面:5-A-10
B面:4-A-11
ジャケット印刷:lc A 
(背表紙に記載)
ジャケット・カタログNo:P-10960E 
(背表紙に記載)
ジャケット価格表記:¥2500 
(背表紙に記載)



P-10960
前項で触れた「P-10960E」は「P-10960」となり、帯も変更、シュリンクラップで覆われている。筆者はこの盤を所有していない。具体的な事は全く分からない。「クイーン・グレイテスト・ヒッツ」の項で触れるが、80年代後期の東芝盤は音質が悪い為、この盤も音質があまり良くない可能性がある。
プレス年月:
A面:
B面:
ジャケット・カタログNo:
ジャケット価格表記: