Hofner 500/1 World History Keith Custom
ポール・マッカートニー仕様への道

ボディ裏・ネック・リフィニッシュ(2015年12月〜6月)

リフィニッシュ
リフィニッシュに関しては、本来ならボディトップと同時に行って頂くのが一番なのです。でもそれには当方の原因による理由がありました。。
「リフィニッシュするからには、ネックのリシェイプもしたいし、ヘッドの加工もお願いしたい」という思いがありましたので、結果、ボディトップを優先しました。何よりボディトップは楽器の顔とさえ思える程に、私の中では重要だったのです。がしかし、当時の私に、一気に出せる金額を支払う余裕は無かったという理由が付きます。そこから決心し、必死の貯金が始まりました。何だったら私の"Rickenbacker 360/12 C63"を手放しても良いとさえ思ったものです(でも売らずに済みました・・・KEITHさんには本当に感謝しています・・・)。

ボディトップをお願いしてから早4年、遂にその時が来た、という感じなのです。。画像を見て頂ければ、例によって、その素晴らしさを分かって頂ける事と思います。

以下、その詳細を・・・。。

下塗りの段階
下塗りの段階です。

画像1〜画像4を見て分かって頂ける事と思いますが、丁寧にマスキングを行い、ニトロセルロースラッカーで下塗りを行っていきます。この段階の画像を見ていると、つい「Hofner Vintage62 Diamond Jubilee Model」のユニオン・ジャックのHofnerを思い出してしまう程に綺麗な姿をしています。

画像1

画像2

画像3

画像4

本塗りの段階
いよいよ本塗りの行程です。
本当に綺麗なビンテージ色・・・。これ以上に無い程のビンテージ感満載な色で塗って頂きました。ポールの使用機を見ると、色落ちが少なく、とても濃い色をしている事が分かります。私のWHも同様の濃いビンテージ色に塗って頂きました。
きっと、最も緊張感の有る瞬間だと思うのですが、そこはさすがKEITHさんです。一回で見事な色に塗装してくださいました。

画像1

画像2

塗装仕上げ
時間を置いて、塗装が乾燥したら・・・。
画像1と画像2は、マスキングテープを剥がす所です。画像3では、丁寧にカッターで余分な塗装を削る最終仕上げとも言うべき箇所です。そして画像4〜画像8で塗装は完成です。私などにはとても出来ない作業です・・・。KEITHさんによる、この様な緊張の瞬間の連続の中、作業が進められていました。こういった瞬間を見ていると、より大事に扱おう、と思う気持ちが強くなるものです。。

画像1

画像2

画像3

画像4

バフ仕上げ
そして、バフ仕上げで、リフィニッシュの完成です!物凄く良い感じのヴィンテージ色に生まれ変わった事がお分かり頂ける事と思います。まるで「デッドストックのOld Hofner」の様です!この後に、最終仕上げが待っているのです。一時でも早く弦を張りたい気持ちを押さえて、最終工程です!

画像1

画像2

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