Hofner 500/1 World History Keith Custom
ポール・マッカートニー仕様への道

ピックアップの変更
1960年代初期製(2014年4月)

ピックアップ
コントロールパネルの次に間違いなく音質に影響を及ぼすのが、ピックアップだと思います。現行のピックアップと60年代のピックアップでは、出力がまるっきり異なるのです。音質の面から考えると、ピックアップの交換は必須だと思います。今回もeBayオークションにて、アメリカの楽器店が出品していた物を落札し、付け替えたました(オークションのタイトルが"early 1960's"となっていたので、年代の特定は出来なかったのですが・・・)。まずやはり思うのが、見た目です。60年代初期のピックアップはクロームメッキされていましたが、現行のピックアップはニッケルメッキが施されている様です。その為、現行のピックアップは、すぐにピックアップ表面がくすんでしまい、汚くなってしまいますが、60年代の物は何もしなくてもピッカピカに輝いているのです。このピックアップをWHに移植してから、ボディの見た目がより一層ヴィンテージ感、オールド感を醸し出している雰囲気があります。そして、出力の違いも音の面では大きい部分を占めます。現行のピックアップは出力が高く、やはり近代的な音をしているのに対して、60年代初期ピックアップは音の面からすれば、幾分ソフトに感じる部分があります。60年代のコントローラーと組み合わせれば、より良く音を感じる事が出来ると思います。

2007年製と1960年代初期ピックアップの比較
画像1が、現行のピックアップ。私のWHに元々付いていたピックアップです。この画像だとピカピカに見えますが、WH発売から7年、今ではくすんでしまって、輝きが全く無くなっています。画像2は、1960年代初期のピックアップ。所々サビやメッキの剥がれなどがあって、雰囲気は抜群です。
ちなみに、WHのピックアップの抵抗値を計ってみると、フロント側が11.72kΩ、リア側が11.78kΩ。1960年代初期のピックアップの方は、フロント側が11.87kΩ、リア側が9.16kΩです。
もしも幸運にも貴方が60年代初期のピックアップを買える環境にあるなら、迷わず購入される事をお奨めします。これほどの究極の選択は無いと思うのです。

画像1

画像2