Hofner 500/1 World History Keith Custom
ポール・マッカートニー仕様への道

ボディリフィニッシュ(2011年2月〜2011年4月)

ボディ塗装剥離
近年のHofnerは、60年代初期とは異なる塗装の方法が行われているらしくて、このWorld Historyを40年過ごしても60年代の本物のビンテージ風な色合いにはならないのだそうです。それならばリフィニッシュしてオールドっぽくしてみたいと思うのが、ポール信者の心では無いでしょうか・・・。
カスタマイズ作業を行って頂いたのは、三重県に工房を構える「KEITH」さん。KEITHさんは、ギターショップと喫茶店をなされている工房(現在は、ギター製作 <KEITH GUITARS=“三千生ブランド”=「高品質のギター製作工房」> をされており、ビートルズ関連楽器カスタマイズの受付は終了されているとの事です)で、本来が古い家具等の修理をされていた方です。だからどんな事でも出来てしまうのでしょう・・・。私がKEITHさんにお願いしたきっかけは、もちろんこのWorld Historyの故郷がKEITHさんだった事もありますが、とある「画像」を観た事から始まります。「これは素晴らしい!こんな凄い方がいらっしゃるんだ!」と思いました!私は迷う事なく、World Historyのリフィニッシュを、KEITHさんに依頼する事にしました。
画像1が元の「Hofner 500/1 World History」。レフトハンドモデルですが、自分用に右利きに弦を張り替えてあります。画像2は塗装剥離を行った直後。画像3と4は下地塗装を行った後の写真。ここから本格的な色塗りになっていきます。

画像1

画像2

画像3

画像4


ボディ塗装
画像5は着色作業の第一段階だそうです。画像6では、私の希望を聞いてくださり、指定の色に綺麗に仕上がっていて、本当に素晴らしいです。着色に関しては、アドバイスを頂いた事により、極力薄めに塗って頂く様にKEITHさんにお願いを致しました。画像7ではウェザークラックを人工的に入れてある事がよく分かります。この後、更にクラックを入れる作業を行って頂き、画像8で塗装は完了。素晴らしい技術にただひたすら感激するばかりです・・・。

画像5

画像6

画像7

画像8



完成
そしてボディトップが完成です!
光の当たり具合によって、様々な色を見せてくれる、素晴らしいHofnerに生まれ変わりました!これ以上ないと思う程の出来映えと、綺麗に入っている人工ウェザーチェック。まさしく職人芸だと思います!こういうHofnerが欲しかったんだと改めて思わせてくれる1本になりました!今後これから弾き込む程に良い雰囲気になっていくのだと思います・・・。これからが物凄く楽しみなHofner!私の音楽人生になりそうです!