Pete Cornish Routing Unit 1986

画像は、1986年ウェンブリーでのライヴ映像より。

ルーティングユニットに関して。
主なスイッチ群は、主電源スイッチ、使用ベースのセレクター、コンプ・リミッターの電源スイッチとセレクター、プリアンプのセレクター、チューナーのセレクターである。
(主電源スイッチの下部に別のスイッチらしきランプが点灯しているが、何のスイッチだったのかは不明)

"INSTRUMENT"セレクターは、「1」が点灯している。81年当時は全てワイヤード接続。82年以降は「1」のみがワイヤレス接続で、「2」〜「5」がワイヤード接続になっていたが、85年以降のライヴでは、全てワイヤレス接続になっている(ワイヤレス・レシーバーは、スピーカーキャビネットの上に置かれていた)。
ちなみに、「1」〜「5」のスイッチは、キャビネット前に並べられたベース群と同じ割り当てになっている(つまり、キャビ前に置かれているベースの左側から順番に「1」「2」「3」・・・〜と繋げられている事になる)。

ご覧の通り、チューナーは、「A」側のみ点灯しており、「B」は点灯していない。これは、チューナーの電源スイッチがチューナー前面パネルについているためだと思われるが、或いはルーティングユニット側でコントロール可能だったのかも知れない。

コンプレッサーは両方点灯しているが、使用しているのは、「A」側のみ、という事になる。

82年ミルトンキーンズ、85年代々木にて"Musicman Stingray Bass"を使用した際は、プリ・アンプとコンプ・リミッターのみ「B」側を選択している(ベース自体にプリアンプを内蔵している事と、出力がプレシジョンより強い為、「B」側を選択している。恐らく「A」側とは異なるセッティングになっていたと思われる)が、ノーマル状態では全て「A」側を選択していた。(画像参照)