Fender Precision Bass - Body & Neck 2

今度はジョンのサブ用プレシジョンベースのボディ部分に迫ってみたいと思います。


まず上の画像の「黄色い矢印」と「白い矢印」を観てください。
ベースのボディ・E弦側で、ボディの色が異なっています。ここ部分がボディ材の接合部分です。
これが当初、筆者にとって謎だったのです。
ナチュラル1でハッキリと分かる写真等が存在しなかった為です。
(これが、後に「ナチュラル1のボディ」だと確信できたのは、ずっと後になってからです)




近年になり、“Days Of Our Lives”というBDが発売されました。高画質になった事は嬉しい限りです。
この中では、過去のPVで存在する未使用部分を使用し、新たに構成されて収録しています。
つまりは、このボディこそが当時のサブ用だった「ナチュラルボディ」、という事になります。

仮に、このボディ部を、“ボディBタイプ”と呼ぶ事にします。


ナチュラル2タイプ
ナチュラル1タイプ
かなり判りづらい画像で見比べてみます。

左側の画像は、ナチュラル2タイプのベースですが、
ボディの接合部が判ります。

右側の画像は、ナチュラル1タイプのベース。
ボディの接合部は、上記の通りです。


するってーと・・・、このベースのボディはどこから来たのでしょう。



結論
(画像が存在しない部分は空白になっています)
(内容は、「Body and Neck 1」と全く同じです)


ネックのロゴの説明


シルバーロゴ
ブラックロゴ

ボディAタイプ
  
ボディBタイプ
サンバースト1タイプ(74年レインボーシアター)
シルバーロゴネック+ボディAタイプ

74年頃のボディA。
1971年からジョンが愛用していた、サンバーストベースとしては最も有名なタイプ。
75年の日本公演でも使用された。この時期のメインベース。
ピックガードは暗めの鼈甲柄。


ブラックロゴネック+ボディBタイプ

74年頃のボディB。
ボディの塗装が明らかに「ボディA」とは異なる。この頃のサブ用ベース。
ピックガードは明るめの鼈甲柄。



ナチュラル1タイプ(75年ハマースミス・オデオン)
シルバーロゴネック+ボディAタイプ

塗装剥離後のナチュラル1プレベ。
何故か“シルバーロゴ”のネックが付けられているが、恐らくはネックを取り外して塗装を剥離した為、当時のメインだったシルバーロゴのネックが付けられたと思われる。
ピックガードは暗めの鼈甲柄。

ブラックロゴネック+ボディBタイプ

"A Night At The Opera"発表後ギグでのボディB。
このベースは当時のサブ用ベースであり、ライヴで使用されているのは非常に珍しい物。
この後、76年6月〜7月の間に塗装剥離作業が行われたと思われる。
ピックガードは明るめの鼈甲柄。


ナチュラル2タイプ(76年ハイドパーク・コンサート)
ブラックロゴネック+ボディAタイプ

76年以降、86年まで使用された、ジョンのナチュラルプレベでは最も有名なベース。
ブラックロゴのネックに交換されているが恐らく、シルバーロゴのネックのラッカー塗装が、かなり薄くなってきた為、この新しいブラックロゴタイプのネックに交換したものと思われる
ピックガードは暗めの鼈甲柄。
ナチュラル1タイプ(78年アメリカンツアー)
シルバーロゴネック+ボディBタイプ

78年頃のナチュラルプレシジョンベース。
「愛という名の欲望」等のPVで見る事が出来る当時のサブ用ベースで、
フィンガーレストをピックアップ上部(E弦側)に移設してあるのが特徴。
76年後期以降、現在までこのベースはこの仕様として残される事になる。
ピックガードは明るめの鼈甲柄。


86年“Kind of magic”Recording Sessions
ブラックロゴネック+ボディAタイプ

86年のボディA。
81年頃からボディの凹みなど、傷みが酷くなってきた為か、86年4月頃に、キズの修復後、ボディをリフィニッシュする事になる。
ピックガードは暗めの鼈甲柄。
“FLASH”PV
シルバーロゴネック+ボディBタイプ

80年、“FLASH”のPVでのボディBタイプ。
ボディの接合部については上記の通り。
ピックガードは黒に限りなく近い様に見える。詳細は不明。


86年マジックツアー
ブラックロゴネック+ボディAタイプ

86年6月から始まった「マジックツアー」時期のボディAタイプ。
パーツの交換等は有るものの、基本は、76年から使用しているタイプと全く同一。
ピックガードは新たに作り直している。



98年“No One But You”PV
ブラックロゴネック+ボディAタイプ

“No One But You”のPVでのボディA。
2005年10月現在、確認する事が出来る最も最近のボディAタイプ。

89年“The Miracle”PV
シルバーロゴネック+?ボディ

“The Miracle”のPVでのボディ。
恐らく、このPV撮影用に、89年頃のボディだが、ボディBタイプではない。オイルフィニッシュ等は成されていない模様。ボディの木目を観ると、明らかにボディBタイプでは無い事が判る。
ピックガードは明るめの鼈甲柄。


77年“News Of The World”リリース後・・・ボディAタイプ
78年“Jazz”リリース後・・・ボディBタイプ
簡単に結論を述べるとするならば、こうなります。


メイン用ベース
1971年〜1975年5月まで「サンバースト1タイプ」として使用され、
塗装薄利後は「ナチュラル1タイプ」として、1975年後半〜1976年後半まで使用され、
1976年後期(1977年?)〜1986年4月頃まで「ナチュラル2タイプ」として使用していたボディであり、
その後、黒に塗装され、「ブラックプレシジョン」となる。

ネックは当初、シルバーロゴタイプのネックが付けられた為、「ナチュラル1」となったが
76年後半以降はブロックロゴタイプのネックに付け替えられた為、「ナチュラル2」となり、
そのまま「ブラックプレシジョン」となる。


サブ用ベース
69年〜70年代前半製のプレベを1974年頃に購入したと思われる“ブラックロゴタイプのサンバーストベース”は
サブ用として存在したが、76年後半に塗装剥離された際に、ネックをシルバーロゴネックに交換した為、
76年後半以降は「ナチュラル1タイプ」としてサブ用ベースとなる。