A HARD DAY'S NIGHT

A HARD DAY'S NIGHT
(REMIX Singlesの項参照)


I SHOULD HAVE KNOWN BETTER
イントロでハーモニカが一瞬ブレイクするタイプがステレオ版、モノラル版ではブレイクしない。
このモノラル版では、ブレイクする4小節目1拍目の部分で、以下の様に繋ぎ合わせているからだ。
(1小節目)→(2小節目)→(2小節目)→(3小節目3拍+4小節目4拍目)、という事になり、編集ポイントは、(0:05)〜(0:07)の部分だ。
この場合、“()”を1小節分と考える。
つまり、テープが2小節目まで行ったら、3小節目へ行かず、テープを2小節目まで戻して、そのまま3小節目4拍目と4小節目4拍目を繋ぐのである。
(0:07)の部分でスネアがダブって聴こえる。

USキャピトル盤“REEL MUSIC”では編集が異なり、
(1小節目)→(2小節目)→(3小節目2拍+1小節目3拍目)→(2小節目の3拍+4小節目4拍目)、となる。
やり方からすれば、キャピトル盤の方が編集は楽だ。こちらはステレオ版。


IF I FELL
この曲の(1:44)の部分。何かと不思議不思議と言われているが、全く何の問題も無い。普通に聴いても判る筈だ・・・。

 『ステレオ版では“was in vain”の部分の最後を息切れして歌っているのに対して、モノラル版では息切れせずに滑らかに歌っているが、
 ここはポールのヴォーカルが新たに差し替えられたと解釈すべきだろうか!?』 という説・・・(←ある本に、こう書いてあった・・・)。

この曲は、全てジョンとポールのヴォーカルはダブルトラックで録られているが、ミキシングの際にステレオ版とモノラル版で、わざと変えている節がある。
(1:37)からの部分、“And I would be sad if our. New love was in vain”のうち、ステレオ版は“sad if our〜”の部分から、モノラル版では“our. New love〜”の部分から、それぞれシングルトラックになっている。片方のトラックだけがフェイドアウトしている・・・。つまり、ダブルトラックのうちの片方は、ポールが笑ってしまった為、伸びきっていない。 もう片方は、笑いながらも最後まで歌い切っている為、途切れていない、という事だ。
DVD「アンソロジー3」収録の同曲では、ダブルトラックのヴォーカルが左右に分かれているが、1:44に近くなると左右のヴォーカルがセンターに寄り、ポールが笑ってしまったトラックの方は同様にフェイドアウトされている。

この曲に何が有ったかは不明だが、ライヴでこの曲の演奏中に、ジョンとポールが笑いながら演奏しているライヴが多く聴かれる。バンクーバーでのライヴなどは極めつけだろう・・・。いずれにしても、レコーディング中に、とんでもない爆笑物のネタが有った事には違いなさそう・・・(笑)。

オープニングのジョンのヴォーカルは、モノ版はシングルトラックであるのに対して、ステレオ版ではダブルトラックにミックスしてある。恐らくモノ版は、映画のサントラの事を踏まえてのリミックスだった、と考えられる。


I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU


AND I LOVE HER
モノラル版のヴォーカルはシングルトラックだが、ステレオ版ではダブルトラックになっている。
ただし、現在CDに収められているモノラル版はステレオ落としなので、シングルCDでもダブルトラックになっている。現在は入手不能。
ドイツ盤“SOMETHING NEW”では、通常2回繰り返すエンディングを3回繰り返している。いずれにしてもテープ編集が行われていた。


TELL ME WHY
CDの時代になって、つくづく思う事だが、本当に音が悪くなっている。テープの劣化は免れない・・・。(発売)当時のアナログ盤は本当に音が良かった。
この曲のステレオ版とモノ版との違いだが、モノ版はヴォーカルがシングルトラックである為、スタジオ内のモニタースピーカーの音をあまり拾っていないので、かなりデッド気味。ステレオ版は中央から聴こえるモニターの音が響き、臨場感を増していて心地良い感じだ。
この曲のモノ版は、CD“A HARD DAY'S NIGHT”に収録。


CAN'T BUY ME LOVE
(REMIX Singlesの項参照)


ANY TIME AT ALL


I'LL CRY INSTEAD
通常盤CD/LP ステレオ/モノに関わらず、この曲のタイムは、1分43秒。米U/A盤“A HARD DAY'S NIGHT”収録のこの曲は、2分04秒。
違いは、“And show you what your loving man can do .Until then I'll cry Instead”の後、U/A盤は、1番の歌詞に戻るという事。その後“Don't want to cry when there's people there〜”へ行き、後はそのまま通常盤と同じに終える。テイクそのものが異なる為、ジョンの歌い方も微妙に変わっている。1番の歌詞に戻った際の“I'd get myself locked up today”の部分の歌い方は通常盤には出てこない。

80年代に登場し、現在もプロモ映像として、ビデオ“A HARD DAY'S NIGHT”のボーナストラックにも同様の物が入っているが、これは通常のステレオ版を編集しただけの物で、このU/A盤と全く異なる。このU/A盤はモノラルのみ。


THINGS WE SAID TODAY


WHEN I GET HOME


YOU CAN'T DO THAT
(REMIX Singlesの項参照)


I'LL BE BACK